自転車乗りなので所有する自転車について語ってみる その2

前回の続きです。

kmaebashi.hatenablog.com

スポーツ自転車としては最初に買ったRF-7、かなり気に入って乗り回していましたが、それなりに走るようになると、やっぱりロードバイクというものに乗ってみたくなります。正直最初にRF-7を買った時から、「これをちゃんと乗るようなら2~3年のうちにロードを買おう」と思っていたのですが、2年目の2015年の夏は仕事が大変にアレなことになってまるで乗れなかったので、3年乗って、2017年の春、3/15にロードを買いに行きました。なぜ日付まで覚えているかというと、この日は確定申告のために有休をとった日で(いつも期限ぎりぎりに申請書作って投函してた)、確定申告後にワイズロードに行ったためです。思いのほか税金取られてしょげていたので、当初はULTEGRA搭載ぐらいのグレードのやつを買おうと思っていたのに結局105のやつになりました。ちなみにULTEGRAだの105だのいうのはコンポーネント(変速とかブレーキとかその辺の部品一式)のシマノというメーカーのグレードで、ランクとしては上から順に

という順になります。シマノは日本のメーカーですが(釣り具なんかも作ってますが、ロードバイクの部門の方がはるかにでかいらしい)、世界のシェアの過半も占めていて、だいたいブレーキレバーの前面かチェーンリング(ペダルにつながった、でかい方のギア)に上記グレード名が書いてあるので、その辺に停めてあるロードバイクを見ても、だいたいそれで値段とかが想像できます。まあ、一点豪華主義でコンポだけ高いの乗せたとか*1、コンポは安いけどフレームは高いんだ、というケースもあるかもしれませんけど。

そんなこんなで結局買ったのが、TREK EMONDA SL5(2017年版)です。

f:id:kmaebashi:20180715103423j:plain

この写真は、しまなみ海道の「サイクリストの聖地」で撮ったもの。

2017年のモデルなので、メーカーであるTREKの公式ページはもう消えてしまっていますが、コンポが105、カーボンフレームで重量が実測7.68kgと、この時代のロードバイクとしては安物でもなく高すぎもせず、まあミドルレンジのロードバイクなのだと思います。前回のRF-7同様色は赤です。RF-7が赤になったのはたまたま店頭在庫が赤だったという理由でしたが、ロードはむしろ色で選びました。RF-7を乗っているうちに「俺の自転車は赤!」という意識が刻み込まれたようです。

ところで上の写真、見る人が見れば「えらくサドルが低いな」「ステム(ハンドルとステアリングの回転軸をつなぐ部品)長すぎない?」と思うかと思います。要は私が足が短いのでサドルは上げられず、胴体が長いのでステムを長いのに交換してハンドルを前に出しているのです。ロードバイクを買えばまともな店なら体を計測してこうやってポジションを出してくれるのですが、これはちょっと傷ついた*2

ロードに乗り換えてからも、以前からの定番の行き先、養老とか関ヶ原とか香嵐渓とかは行っています。鈴鹿の8時間エンデューロも出ました。それに加えてロードで行ったところと言えば、たとえばしまなみ海道とか。

f:id:kmaebashi:20190915064034j:plain

しまなみ海道は結局3回行っていて、初回は2018年7月、当日の天気はよかったのですが先週の関西豪雨のため断水で飲食店の類が広島側ではかなり休業していて(大島まで行ったら開いてた)、リベンジのつもりで2019年の7月に行ったら今度は当日の天気が悪く雨の中片道だけ走行して帰りは輪行、さらにリベンジということで2019年9月に再々挑戦、となったのでした。その辺のことは以前書いています。

kmaebashi.hatenablog.com

kmaebashi.hatenablog.com

kmaebashi.hatenablog.com

kmaebashi.hatenablog.com最後でリベンジを果たした、と言えればよいのですが、3回目は1日で往復したのでちと行程に余裕がなく(もう陽が短くなった9月に行ったというのもありますし)、また行きたいなあ、と思っていたら2020年はコロナ禍でどこにも行けず。

アルプス安曇野センチュリーライド(AACR)にも参加しました。まず2018年は120kmで参加(申し込んだときにはこれしか空いてなかった)。

f:id:kmaebashi:20180520064119j:plain

エイド(補給所)の「駐輪場」。ロードバイクなんて普通はスタンド付けないので、こうなる。

f:id:kmaebashi:20180520084734j:plain

白馬エイドの写真かな。

f:id:kmaebashi:20180520085140j:plain

白馬エイドの補給食。豚汁。(この他に紫米のおにぎりとかもありました)

f:id:kmaebashi:20180520101823j:plain

AACR参加者には有名なヤマザキYショップのおやき。実のところ私は当時それを知らずに、トイレを借りたくて駆け込んだコンビニがここだったのですが。

f:id:kmaebashi:20180520132254j:plain

ゴールでもらえたアイスたい焼き。翌年、160kmを走ってみたら、アイスたい焼きではなくて普通のたい焼きになっていた。

f:id:kmaebashi:20180520134138j:plain

ゴール地点にて。

2019年には160kmで参加しました。これについてはこちらで。

kmaebashi.hatenablog.comその他、琵琶湖一周(ビワイチ)もやった。それはこちらで。

kmaebashi.hatenablog.comところでこのロードバイク、買った時は普通のペダル(フラットペダル)を付けたのですが、途中でシューズも買って、ビンディングペダルに交換しました。

f:id:kmaebashi:20170903174837j:plain

これを使うと、ペダルとシューズが固定されるので、踏み外す心配がないとか、引き足が使えるので速く走れるといったメリットがあります。反面、急停車した時にとっさに足が出ないという危険もあるわけで、公道でこれを使うのは賛否があるところだと思います。私はと言えば、正直これを使ったからといって速く走れる気はしません。ただ、どうもフラットペダルだとガニ股になるのか膝が痛くなるというのがあって、ずっとビンディングを使っています。2回ほど立ちゴケしたけれど。1回目はビンディングシューズ買ってすぐの練習中で、買ったばかりのデフォルト状態でまさか固定力が最大に設定してあるとは思わず外せなかったためで、2回目は、本当に固定されていることを忘れていて、なんということもない対向自転車とのすれ違い時に止まろうとしてコケたのですけど。

カニカルな話をするなら、いまどきのロードバイクは、変速が手元でできるように、変速レバーがブレーキレバーと一体化しています。

f:id:kmaebashi:20170402141346j:plain

ブレーキレバーの内側に小さなレバーがあって、これを内側に押し込むと、右手側の場合、後ろのギアが一つ重くなります。

f:id:kmaebashi:20170402141355j:plain

軽くするときはどうするかというと、ブレーキレバー自体を内側に押し込みます。

左手側は逆で、小さなレバーを内側に押し込むと軽くなり、ブレーキレバー自体を内側に押し込むと重くなります。なんで逆にするのか、と思うかもしれませんが、「今より大きいギアに替えるときは大きなレバーが必要」ということなのだと思います。

さて、このロードEMONDA SL5も3年あまり、走行距離では13,000kmほど乗ってきて(今年はコロナのせいで京都にも琵琶湖にもAACRにもしまなみにも行けず、あまり走れていませんが)、消耗品は変えたものの壊れているわけでもないので、まだまだ乗り続けるつもり――なんですが、ロードバイクも世間じゃすっかりディスクブレーキが主流になっていて、そういう、特に安全にかかわるようなところで「口実」ができてしまうと、新しいの買っちゃおうかなあ、という気に――いやでもまだまだ今のを乗り続けますよ!!

*1:RF-7は割とこれよりかも

*2:RF-7を買う時もだいぶサドルを下げられたので、わかっちゃいたんですけどねえ。