自転車乗りなので所有する自転車について語ってみる その1

 

昔、個人が「ホームページ」を作るのが流行ったころ、流行に乗って「ホームページ」を作っては見たもののその辺の普通の人にわざわざWebで世界に公開するようなことがそうそうあるわけもなく、たいていその手の「ホームページ」は、自己紹介と日記と掲示板、あとはそれに加えて「自分のパソコンを紹介するページ」があるのが定番でした。その時代にわざわざ「ホームページ」を作るような人なら、自分のPCにはそれなりの愛着を持っていたでしょうし、語りたかった、ということでしょう。まあ、読む方にとってはたいてい「そんなのどうでもいい」話ではあったのですが。

現在私は趣味で自転車に乗っているので、所有する自転車について語ってみます。もちろん、読む方にとっては「そんなのどうでもいい」話だとは思いますが、それを言うならこんなブログすべてがそうだろうしな。

私は現在2台の自転車を所有しており、1台は一応クロスバイク、もう1台はロードバイクです。クロスバイクの方を先に買いましたので、今回はそのクロスバイクについて。

このクロスバイクが、私が最初に買ったスポーツバイクになります。それまでママチャリは乗っていましたが、これを買うのと同時に知り合いにあげてしまいました。スポーツバイクを買おうと思ったきっかけについてはまた別途語るとして、最初に買ったクロスバイクはラレー(Raleigh)というイギリスのメーカーのRadford-7(略称RF-7)の2014年モデルでした。これ。

www.raleigh.jp最初の自転車をクロスバイクにしたのは、ドロップハンドルのロードなんて「いかにも自転車乗り」という自転車を買うことに抵抗があったためです。そういう意識はずっとあって、この自転車には「ふつうこういう自転車には付けないんですけどねえ」とショップの兄ちゃんに言われながらもスタンドを付けたし、サイクルウェアを買ったのも1年以上後でした。

それにしてもこのRF-7、クロスバイクとはいえ総重量9.3kgのアルミフレーム、フロントフォークはカーボン、コンポーネント(変速機とかブレーキとかその辺の部品一式を指します)はシマノのTiagra、タイヤは700x25cと、ハンドルがドロップハンドルでないことを除けば中身はほとんどエントリーモデルのロードバイクです。実際よく走りました。もともとクロスバイクといえば、マウンテンバイクとロードバイクのcrossover(両方の特徴を持つ)という意味だったわけですが、RF-7はクロスバイクとはいえかなりロード寄りです。カタログには確か「クロスバイクロードバイクのクロスオーバー」と書いてあったので3/4くらいはロードバイクなのでしょう。人によってはこれくらいの自転車のことは「フラットバーロード」と呼びます。

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購入後すぐの写真。まだサイクルコンピュータもリアフラッシャも付いてない。サドルも低いな(今でも低いですが)。

2014年の夏にこれを購入し、最初に行ったのが長島温泉。名古屋の自宅から長島温泉までの約30kmというのは、実は以前ママチャリ買って2日目に行った距離でもあります。この自転車ならさぞかし早く往復できるだろう、と思ったら、所要時間にそう差はなく、しかもお尻が痛くなった。本当に、スポーツバイクというのはお尻が痛くなるものなのです。まあこの頃は、信号待ちとかでちゃんとサドルの前に尻を落とすこともできていなかったので、無理もないのですが。

その後、犬山城とか明治村とかリトルワールドとかモンキーセンターとかの犬山方面(距離はまあ、片道30kmほど)をひととおり回って、養老の滝(40kmほど)に行って、知多半島の先端の「豊浜魚ひろば」(60kmくらい)に行ったくらいで夏終了、秋には香嵐渓に行ったり、その後もいろいろなところに行きました。香嵐渓、養老、養老からちょっと先に進んだ関ケ原あたりが、今後の定番コースになります。

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2014年に明治村で食べた牛鍋。

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養老の滝。最近でも養老はしょっちゅう行っていますが、滝はほとんど見に行っていません。

 

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豊浜魚ひろば(魚の市場です)。最近は塗りなおして色が変わっていますね。

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リトルワールドでは世界各国の料理が食べられる――はずなのですが、台湾のところにこれがあるのは信頼を損なうと思う。

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犬山城

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モンキーセンター。こういうのもまあシャレが効いている。

2015年のゴールデンウィークには、初めて京都に行っています。片道150km。

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京都行きについては以前こちらでまとめました。

kmaebashi.hatenablog.com京都には、だいたいゴールデンウィークと夏休みは毎回行っていたのですが、2015年の春に初挑戦(片道)、2015年の夏は仕事が大変にアレなことになって夏休み自体が消滅、2016年の春は往復しようとしたところ帰路が暴風向かい風で、手間取っているうちに雨が降ってきてあと10kmのところでリタイヤ、2016年夏に、ようやくまともに往復できました。その後、2017年春にはロードを買うので、RF-7で京都に行ったのは3回という事になります。でも、ロードに乗り換えても、150km以上の距離を走ったのはアルプスあずみのセンチュリーライドの160kmと琵琶湖一周(ビワイチ)の200kmくらいで、これもどちらもRF-7でも走れないことはなかったでしょう。それくらい、ロードに匹敵する性能の自転車です。2回目の京都行きの帰路、暴風向かい風は、ロードだったら下ハンを持つことで多少はマシにできたかもしれませんが。

RF-7では、鈴鹿の8時間エンデューロにも参戦しています。

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そういや一時この自転車は、むやみにパンクしていた時期があって、100kmくらいのライドで2回パンクして、スペアチューブを1本しか携行してなくて困ったことが2回あった。どうもタイヤがへたっていたのが原因だったようで、その後、やたら硬いタイヤ(Panasonicパセラ)に替えたらパンクとは無縁になったのでした。

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パンクしたら、こんなふうにひっくり返してホイールを外し、チューブを交換します。

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チューブを替えた後は、携帯用の小さな空気入れで空気を入れるのは大変なので、炭酸ガスの使い捨てボンベを使ったCO2インフレータで空気を入れます。私のインフレータは本来黒いのですが、一度使うと断熱膨張による冷却でこんな風に凍り付きます。

ディレイラーが後輪に接触でもしたのか、ねじ曲がって完全に走れなくなった(押して歩くこともできなくなった)こともあった。あの時は凹んだ。

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この時は結局ホイールまで交換することになりました。

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これは、ロードバイクを注文後、届くまでの間にRF-7で最後に行った香嵐渓の時の写真です。

そうそう、買って早々、この自転車にはサイクルコンピュータを付けました。距離計兼速度計です。

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前輪のスポークに小さな磁石を付けて、フロントフォークにセンサーを付けて、センサーの前を磁石が何回通ったかで距離を計測します。

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ピントが地面に合ってしまって、ピンボケですが。

ロードバイク購入後、この自転車は、近場に行くのにちょくちょく使ってはいるものの、やっぱり使用頻度は激減してしまっていますね。定期的にグリスアップはするのですが、その度に、さっぱり汚れていないなあ、と思いながら掃除して注油しています。ひとりで同時に2台の自転車に乗れない以上、仕方がないことではあるのですが。

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2018年4月に、近場(まあ家から10kmくらい?)まで乗った時の写真。

のんびり走るには本当はちょっとレーシーすぎる自転車なのですが、傍から見れば単なるクロスバイクなので、のんびり走るのにちょうどいいですね。