7/14~15にかけて、しまなみ海道に行ってきました。初日で今治まで行って折り返し、大島の宿に投宿、二日目はそこから尾道まで戻るというコースです。
自転車乗りの聖地とも楽園とも言われるしまなみ海道、行きたいとは思っていたものの、事前に宿を取って行くとなると当日天気が悪ければ悲惨なわけで、二の足を踏んでいました。とはいえこんなこっちゃいつまでたっても行けないぞ、というわけで、意を決して宿を取ったら、当日はすばらしく天気が良かったのですが、その一週間前の水害の爪痕が。
こういう時、被災地周辺に行くのは不謹慎だとか、現地の貴重な食糧を食い散らかすのかといった批判はありうると思いますが、私の行った範囲ではコンビニの棚におおむね商品は並んでいましたし、宿をキャンセルして迷惑かけるよりは現地でお金を使うことのほうが重要かなと。もっとも、新尾道で新幹線を降りてすぐのコンビニで水を買おうとしたら、水はおひとり様2本まで、と貼り紙があったし、尾道から向島、因島、生地島、大三島あたりまではずっと断水状態で、公衆トイレもコンビニのトイレも閉鎖されてて、これは結構困りました……
ところで、しまなみ海道といえば、尾道から今治まで道路にずっと青い線が引いてあり、それに沿って走っていけばどんな方向音痴でも絶対に迷わず走れる、というので有名なのですが、にもかかわらず道を間違えるのが私という人間なのでして。
どうも公衆トイレを確認して(閉鎖されてて使えませんでしたが)その後走り始めるとき、逆方向に走り始めてしまったようで、尾道に向かう方向にも青線はついているので数キロ気付かずだいぶ余分に走ってしまいました…… が、そのおかげで、なんとか使えるトイレの存在に気づいて助かったので結果オーライですけど。
名古屋から、始発(6:20)の新幹線で新尾道まで輪行で行きます。これは、新幹線内で購入したワンコインの朝食セットなのですが、さすがに量が少なすぎ。
福山でこだまに乗り換えます。「さくら号」を初めて見ました。
さくら号後ろから。
新尾道で輪行解除。今回、リュックを背負わなくてよいようにサドルバッグを購入したのですが、足が短いのでサドルが低くでかいバッグを付けられず、圧縮して詰め込んだらなんとかなると思ったのですが、新幹線の中ではいてたハーフパンツを、こんな場所では十分に圧縮できず、サドルバッグが閉め切れていないの図。
新尾道駅近くのコンビニで補給のうえ水を購入。水はひとりあたり2本までの制限がかかっていました。今にして思えば、そんな貴重な水じゃなくてお茶なりスポーツドリンクなりにしておけばよかったですね。翌日からはそうしました……
向島着。ここではだいぶ消えかけていますが、今治まで続く青い線です。
これは実際には帰りに撮った写真ですが、向島から因島に渡る因島大橋です。
別に聖地巡礼に行ったわけではないですが、「ろんぐらいだぁす!」5巻より。
まあ、「ろんぐらいだぁす!」でも説明されているとおり、橋まで登る道は、レンタルのママチャリでも登れるくらいゆるい坂になっているのですが、
ゆるい坂ということはそれだけ距離を走るということではあります。山道の中、緑に囲まれたところを走るのだから、苦にはなりませんけど……
ただ、今回ばかりは、山の中の道であることが災いし、2か所ばかり通行止めに。どちらも迂回路があって、まあ進むことはできましたが、
こんな感じで土が散らばっているところはいたるところに。こんな土でも、ロードバイクのタイヤだと結構怖いものです。
話を戻して、因島大橋。橋の下に自転車が通る橋が
これまた「ろんぐらいだぁす!」より。
因島では「はっさく大福」が有名らしいのですが……
「ろんぐらいだぁす!」で取り上げていた店そのものではありませんが、扱っているらしい店があったので近寄ってみたところ、
尾道から、しまなみ海道前半ぐらいまでは全域断水で、飲食店もほぼ休業状態でした。コンビニはやっていたので、コンビニで補給して進みます。
瀬戸田サンセットビーチでようやくトイレを借りることができました。ここは海水浴場なのですが、こんな休
補給。
橋。多々羅大橋かな。
うっかり青線を外れたらしく、ちょっと急な坂。青線のあ
橋。大三島橋になるのかな。
こういう青い線が引いてあるのに、道を間違える私。今治に向けて走っているはずなのに、
伯方・大島大橋。
渦。
大島まで来ると道の駅も機能していました。昼飯にしては遅
来島海峡大橋。4105mの巨大な橋です。
青線が途切れたところに今治駅があったので、ここが終点かな、と折り返したのですが、
え、「サンライズ糸山」というのがゴールだったの?
……次回はそこまで行こう。
ともあれ今治駅で折り返し、大島まで戻って1泊したのですが、そこからの話は別記事にします。
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