「本当の基礎からのWebアプリケーション入門――Webサーバを作ってみよう」いちおう完結しました。

正月休み明けの話を今頃はてなダイアリーに書くのも何ですが、開始時にここで紹介しましたので終了についても書きます。
本当の基礎からのWebアプリケーション入門――Webサーバを作ってみよう
http://kmaebashi.com/programmer/webserver/index.html
1年半ほどかかりましたが、一応完結いたしました。1年半のうち1年ほどは放置状態でしたけれども。
上記のリンクを見ていただければわかるように、この記事は、以下のような構成になっています。

  • TCPサーバ/クライアントを作る
  • Webサーバを作る
  • 落ち穂拾い(その1)
  • 落ち穂拾い(その2)
  • POSTメソッド
  • へなちょこサーブレットコンテナもどき「Henacat」を作る
  • Cookieに対応する
  • セッションに対応する

最初は簡易的なWebサーバを作っていますが、最終的にはへなちょこなサーブレットコンテナHenacat(Tomcatのへなちょこ版、という意味で命名しています)を作成し、Cookieとセッションにも対応しています。
とはいえ、ここまで書いても、プログラムソースは1000行にもなりません(特に圧縮した書き方をしているわけでもありません。まあ、コメントはほとんど入れていませんが)。
今どきサーブレットガリガリコードを書いている人がいるとも思えませんが、どのような言語やフレームワークを使うにせよ、Webアプリケーションを作るなら、ここで挙げたような知識は必須です。そして、何かを理解するときに極めて有効な手段は、実際にそれを作ってみることです(私自身、たいへん勉強になりました)。

「本当の基礎から」Webアプリケーションを理解するには役に立つ記事になっているという自負はあります。よければ読んでやってください。

また、記事中の間違いやミス(特にセキュリティに関するもの)がありましたらご指摘いただけると幸いです。