花沢健吾『アイアムアヒーロー』

「神は細部に宿り給う」で紹介されていたので購入。
http://tkido.com/blog/2984.html

なるほど面白い。岩明均寄生獣について、「今までは読んで何かを考えさせることを主眼としてきたけど、今回は読んで何かを感じさせるということを主眼にして描いてみた」ということを書いていたけど、これもまた「読んで何かを感じさせる」方向のマンガですね。

amazonのレビューでも書かれているけど、こまごま張られた伏線が、転換点となる「11話」で一気に収束します――が、正直私は再読するまでほとんどに気付いてなかった。というのも、主人公が既に精神を病んでいるので、コマに現れるあれやこれやがどこまで現実なのかというところに疑いを持ってしまったというのがあります。

2巻まで読んだところでいくつか疑問点があるのですが、完璧ネタバレなので続きはコメント欄で。