新山さんの日記より
ビジネスな人々が好きな「win-winの関係」というものについて。最近、前にもましてこの考え方に疑いをいだくようになってきている。基本的に、ビジネスにおける win-win な関係とは、顧客も自分も満足するような状態のことだ。しかし、もしすべてのビジネスが (原理的には) 物々交換だとしたら、両方が満足することはありえない。両方ともまったく損得がないか、あるいはどちらか一方が得をして、もう片方が損をするはずである。せいぜい、「何かをなしとげた」という達成感が残るぐらいだろう。でも世の中には多くの「win-win の関係」が成立している、ように見える。これは一体なぜなのか?
普通に、肉じゃが1人前作るのと10人前作るのとで手間が10倍になるわけではない、というだけのことに思えるんですが。コメもパンもクルマもPCも、だからみんな自分じゃ作らない。
自分が肉じゃがの作り方を知らないのならなおのこと。
http://d.hatena.ne.jp/odz/20090315/1237121189#tb
プロに頼むと自分でやるより低いコストで高品質なものができる、というのが基本なんじゃないかなぁ、と思う。
ですよねえ。
とりわけプログラマなんて仕事は、自分の仕事で忙しく肉じゃがの作り方なんか知りたくもない、というお客さんのために肉じゃがを作る仕事だと思ってます。私が過去にやった仕事すべてがwin-winではなかったかもしれませんが、少なくとも無理ではないし、win-winでありたいと思っています。