しまなみ海道にリベンジに行った……はずが

昨年、自転車乗りの聖地とも楽園とも言われるしまなみ海道にはじめて行ったのですが、当日は素晴らしく天気がよかったものの、折悪しくその1週間前の水害の爪痕が残っており、一部崖崩れしてたり、食べ物屋さんの類が断水で寄れなかったり、たいへん楽しかったのですがいまひとつ残念であったので、リベンジを誓ったのでした。

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そして今年。去年と同様7月の3連休に宿を取り、行ったのですが、水害の爪痕こそなかったものの、今年は当日の天気が悪かった…… orz

7/13の朝。始発の新幹線(06:20)で名古屋駅から新尾道まで移動します。

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輪行袋に自転車詰める。

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福山で乗り換え。

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新尾道に着いたところ。既に降っている……
天気予報を見ながら、なんとか土曜の夕方ぐらいまでは持たないものかと思っていたのですが……

とはいえこの時点では本降りではなく、しまなみ海道を走り始めた時点では「時々雨がぱらつく」レベルでした。

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とにかく輪行解除して走り始めます。
昨年は、輪行袋新尾道駅のコインロッカーに置いていきました。この時期背中には何も背負いたくないし、写真にあるサドルバッグでは着替えを入れると一杯で輪行袋は入らないからです。しかし今年は、天気が天気なので、いつ輪行で帰りたくなるかわからないため、ヘルメット袋にしている簡易リュックで輪行袋を背負って走りました。結果的には正解だった。

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去年寄ったのと同じローソンで補給。去年は水はおひとり様2本までだったし断水でトイレも借りられなかったのですが、今年は当然そんな制限はなし。

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最初の島である向島までは船で渡ります。

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到着するとこ。

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そして、青い線。これを辿れば今治まで行ける。この場所に関する限り、ほぼ消えかけてますが。

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因島大橋。この橋は自転車は橋の下を通ります(去年の記事には写真もあります)。

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去年は開いてなかったお店で、

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はっさく大福をいただく。

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生口橋で生地島に渡ります。

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去年と違い、トイレが機能しているのは助かります。
しかし、この辺から本格的に降り出した。

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「地だこ天」とかいうのをいただきます。

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こんなの。

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そしてジェラードも。デコみかん。

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ジェラードのお店は、「サイクルオアシス」にもなっていました。まあ空気入れ貸してくれるだけなんですけど(水やトイレは、何か買わないと使える感じじゃなかったなあ)。

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多々羅大橋

この辺からはもう、写真を撮る余裕もなくなってきています。

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サイクリストの聖地も、雨の中じゃねえ。

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説明。

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伯方島で遅めの昼食。しらす丼
びしょ濡れなので、食事にも気を使いますね……店の人がでっかいビニール袋を出してくれたので、それ椅子にしいて座る。

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ようやく今治です

1日のほとんどを雨の中走ってきたわけですが、まあ、濡れていくと決めてしまえば、雨の中でも走れないわけではありません。この時期ならカッパもなくても大丈夫。水を買うためにコンビニに寄る手間もかかりません。しかし、ブレーキの効きが悪くなって安全マージン下がりますし、それより何より、こんな雨の中走って楽しいかというと……

で、ホテルにチェックインして、後輪が跳ね上げた泥水で泥だらけになった背中の簡易リュックとサドルバックを風呂場で洗って干しつつ、サイクルウェアはコインランドリーで洗濯しつつ、風呂に入って、

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近所の飲み屋さんでようやくビール。

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カンパチのカマ焼きとか。

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刺身盛り合わせとか。

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じゃこ天とか。

で、早々に寝てしまって、

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翌朝の朝食は今治駅のお店でパニーニ。なかなか当たりであった。

さて、問題は、2日目、自転車で尾道まで戻るか、このまま今治駅から輪行で帰ってしまうかです。一応天気は回復基調にはあるようなので、駅前のホテルに戻り、しばらくうだうだしてからまた外に出てみたのですが…… まだまだ結構降っていたのであきらめて、結局今治駅から輪行で帰りました。

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帰りの新幹線で、駅弁。

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翌日は洗車しました。汚れているのもさることながら、チェーンの油もすっかり落ちてた。

今回、リベンジに失敗したので、また行かなきゃいけませんねえ。

 

React.jsでテトリス風ゲームを作ったよ

タイトルの通り、React.jsでテトリス風のゲームを作りました。

http://kmaebashi.com/programmer/reacttetris/index.html

ゲーム画面はこんな感じ。

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React.jsによるテトリス風ゲーム

遊び方やゲーム本体のページへのリンク、ソースプログラム一式は上記のページに記載しています。

見た目、前回のCanvasを使ったJavaScriptテトリスと何が違うんだ、と言われそうですが、中身は結構違うのです。いやほんと。

前回のJavaScriptテトリスではCanvasを使っていましたが、仮想DOMを使うReact.jsでゲームステージをCanvasで描いていたらメリットも使い方もわからないわけで、そこで今回はゲームステージはtableで作っています。Nextのところが同じクラスで作れたのがReact.jsのコンポーネント指向の強み? でも正直、自力でDOMをいじっても、うまく作れば同様のソースの再利用はできるのでは。

あとは正直、React.js版はCanvas版と比べて動きがちょっともっさりしている(特に↓押下時)気がするのですが、これは作りが悪いんでしょうか。

緑のアルプスあずみのセンチュリーライド(緑のAACR)に参加してきました

先週末は長野県安曇野市で行われる自転車イベント「緑のアルプスあずみのセンチュリーライド」(略称:緑のAACR)に参加してました。

aacr.jp

そういやここには書いてなかったですが、緑のAACRは昨年も参加しています。昨年は120kmでエントリしましたが(エントリ時点でそれしか空いてなかった)、今年は正しくセンチュリーライドである(?)160kmでエントリしました。

走るのは5/26(日)ですが、受付は前日ですし、スタートが朝の05:20なので前日から移動しておく必要があります。特急で輪行し、受付を済ませて地元の知人と酒飲んだりして、翌朝いよいよ出走です。

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スタート前。私は05:20スタートの組で、05:00スタートの組のスタートを待っているところです。

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いよいよスタート前です。前方にゲートが見えます。

痛ジャージと言うのか、萌え絵をあしらったジャージが結構ありましたね。スタート地点で見まわすと、(これは「萌え絵をあしらった」ものではないですが)チームFORTUNAジャージの人が3人いました。もちろん全員男性。

で、スタートすると写真を撮る余裕もそうそうないわけで、以後、写真はエイドでの補給食が主体になります。AACRはエイドの補給がおいしいので有名なのですよ。

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最初のエイド、あずみの公園穂高エイド。

自転車というのは風の影響をもろに受ける乗り物なので、ここに来るまで、ちょくちょく向かい風になるのが結構辛かったなあ。

120kmで参加すると、あずみの公園がスタート地点になります。

で、ここの補給食。

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米粉パンに、

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信濃銘菓あずさ。朝飯あんなに食ってくる必要はなかったな。

穂高エイドから20kmばかり走ると、あずみの公園大町エイドです。

わーいエイドだー、と公園に入ると、そこから結構な上り坂が続くというだまし討ちのようなエイド。

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ろんぐらいだぁす!」3巻より

※寄らない、というのは、実際のAACRではできないと思う……

で、エイドの風景。

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伝説の味噌おにぎりに、

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漬物バイキング。

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この時点ではまだそんなに暑くはなかったのですが(長野の山の中、朝の08:00過ぎですし)、この日は全国的に猛暑が予想された日なので、塩分も補給しないと、ですよね。

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「駐輪場」とあるのに実態はただの芝生で自転車が横倒しに置いてある、というのは、ロードバイクにあまり縁のない人には異様な光景に見えると思いますが、みんなスタンド付いてないんだからしょうがない。

大町エイドから次の大町木崎湖エイドまでの間で、北アルプスがきれいだったので1枚。

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大町エイドと木崎湖エイドの間の距離は短く、ほんの10kmちょい走れば到着です。

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そうめんに、

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水ようかん。

去年は120kmだったので早いうちにここに着いて、朝方雨が降ったりして寒かったこともあり、寒いのに冷たいものばかりかよと思ったものですが、今年は十分暑かった……

次のエイドまでの間に、また風景を1枚。

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次のエイドは白馬エイドです。

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紫米おにぎりに、

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豚汁。

白馬エイドで出発前に撮った風景を何枚か。

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白馬エイドを出てすぐのところで、白馬のジャンプ台が見えます。

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これじゃ小さいので望遠にしようと思ったら、なんかスマホのカメラは連写モードになった。機械オンチで悲しい。

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公式のエイドでも何でもないですが、AACR参加者には有名なヤマザキYショップ。ここのおやきは外せないよね。

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ろんぐらいだぁす!」3巻表紙より

去年はトイレを借りたくて偶然寄ったのですが、160km参加者となると皆さんご存じのようで。

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オーソドックスに野沢菜をいただきました。

ここから次のエイド、中山高原エイドまでが大変でした。延々と続く上り坂。

ようやく辿り着いてみたら、なんかエイドは大行列。

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蕎麦の薄焼きに、

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冷奴。この冷奴の提供に手間取って大行列ができていたらしい。

どっかで見たような味噌おにぎりもありますが、大町エイドで残ったものを運んできたようです。私は食べませんでしたが、漬物もありました。

ここからは下りです。途中、「4キロ延々下り」という区間があり、ここは楽しい。

ところで今回走りながら自分に課したルールがあって、それは「抜くなら上り坂で抜け」というものです。上り坂をひいこら登っている時に抜くのは私より遅い人を抜くことが多いでしょうが、下り坂で遅い人はおそらく慎重な人なのであり、そういう人を抜いてイキっていてもしょうがないよね、と。おおむね守ったつもり。

最終エイドは安曇野エイドです。

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リンゴジュースと、あとゴマおはぎもあったのですが、そちらは写真を撮り忘れました。

120kmならここから6.4kmも走ればゴールなのですが、160kmだと20kmほど走る必要があります。この区間は、激坂はないもののじんわりと登りで、信号やら一時停止が多く、なかなかスピードが出せない区間ではあったのですが、黙々と漕ぎつづければ

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ゴール!!

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完走証。

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完走すると「おめでタイ焼き」がもらえます。これ、去年はアイスクリーム入りだと思ったのですが、今年は普通のたい焼きだった。あれ?

公式が事前に配布している目安タイムというのがあって、

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おやきを食べていた白馬→中山高原のところでちょっと遅れましたが(原因はおやきのせいだけではなく上り坂も大きかったと思う)、おおむねスケジュール通りにゴールできました。

ところで、160kmとはいうものの、実際の距離は上の公式の累計距離を見ても156.2kmです。まあこれぐらいはおまけでよいとして、ただ私のサイコンでは

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153.86kmになっていました…… 途中、速度計が明らかにおかしくなったのを目撃したりもしたので、輪行でセンサーがずれるとかして、私のサイコンがちょっと拾い損ねてたのかな。

いずれにしても、ゴールしてから松本駅まで自転車で行かなければ帰れないわけで、

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160kmは超えます。

で、松本駅に行く途中のスーパー銭湯で汗を流して着替えて、松本駅で自転車を輪行袋に詰めて、みどりの窓口で席を取ったら2時間後。まあ、そうなったらビール飲むしかないよねー。

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クラフトビールとか

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フライドチキンとか

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名前忘れたけど緑色のビールとか

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ピザとか

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穂高地ビールとか。

で、最寄り駅まで帰りついて輪行解除して、酒入ってるので押して帰りながら近所の店でもうちょっと飲んだりして、翌日の月曜は疲れ果てていることがわかっていたのであらかじめ有休をとっておきました。

で、洗濯とかしながらのんびりしつつ、自転車のクランクを回してみたら回らない。輪行でディレーラーでも壊したかと焦りましたが、輪行解除が雑すぎてスプロケにチェーンがはまっていなかった。やっぱ疲れていたよなあ。

昨年に引き続き、たいへん楽しいライドでした。また来年も行かざるを得ませんね。

(ただ、160kmだと私の走力ではやっぱりちょっと余裕がないので、120kmぐらいでもよいかも)

JavaScriptでテトリス風ゲームを作ったよ

ずいぶん久々の更新になってしまいました……

という話はさておき、タイトルの通り、JavaScriptテトリス風のゲームを作りました。

http://kmaebashi.com/programmer/tetris/index.html

ゲーム画面はこんな感じ。

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遊び方やゲーム本体のページへのリンク、ソースプログラム一式は上記のページに記載しています。

テトリスのひとつやふたつ、今時中学生でも作りそうですが、私自身は仕事でWebアプリを作ってもフロントエンドにかかわることが少ないので、ES6の勉強がてら作ってみました。ES6なのでIEでは動きませんが、今時のたいていのブラウザなら動くと思います。さすがにもう、趣味的な用途では、IEは無視していいよね……*1

生のJavaScriptで、画面描画にはCanvasを使っています。React.jsもVue.jsも使ってません。

しかし何だ、たったこの程度のプログラム(JavaScriptは320行)でさえ、「型なし言語逝ってよし!」と叫びたくなった。ひとりで書いていてさえこれだ。

*1:「趣味的な用途」以外では、無視できないと、今でも思っています。不本意ながら。

しまなみ海道に行ってきたよ (その2)

前回の記事の続きです。

kmaebashi.hatenablog.com

しまなみ海道、片道走り終わって今治駅に到着したので、折り返して大島の宿に向かいます。

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今治駅到着時点での走行距離は84.64km。新尾道から来ているとはいえこんなにあるはずはないのですが…… 道を間違えたからな。

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今度は尾道行きの青線に沿って走ります。

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で、昭和な民宿に到着して風呂入ってウェアを洗濯して夕食。宿のメシっていつもそうですが、量多すぎ。

もちろんお酒もいただきました。ビールと日本酒。

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〆は鯛めしとお吸い物でした。おばちゃんに執拗にお代わりを勧められるので2杯食べることに。

食事を終えると、何しろすることもありません。自転車旅は荷物が持てないので今回はタブレットすら持っていきませんでしたし、テレビは普段から観ないし、早々に寝てしまいました。

たっぷり寝てから、翌朝、またたっぷりすぎる朝食をいただいて、尾道に向かって走ります。

1日目で折り返しから大島まで走っているので、復路は時間の余裕があります。そこで、行きにパスした「サイクリストの聖地碑」なるところに寄ってみようと考えたのですが、なんか看板の意図を読み誤ったようで、「え、こっち?」と思いながら激坂登ったら、展望台がありました。

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多々羅展望台です。

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そこから見える多々羅大橋

その他、同じく展望台から撮った写真を載せておきます。

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道を間違えた挙句激坂を登る羽目になったわけですが、おかげでこんな風景が見られたのなら結果オーライですな。

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で、こっちが本当の「サイクリストの聖地碑」。

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2014年というとエヴァのエントリープラグを思い出したりするのですが、

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すっかり過去になってしまいましたね……

「サイクリストの聖地碑」の周りには、あまり実用的とは思えないサイクルスタンドがいくつかあります。

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こうやって使う(のか?)

今回は、宿でちゃんと詰めてきたので、サドルバッグの口がちゃんと閉まっている…… のですが、ぱっと見じゃわからないか。

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サイクリストの聖地碑は、道の駅多々羅しまなみ公園にあります。そこで「でこたんソフト」という柑橘系ソフトクリームを購入。

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そこにあった自販機。

あとはまあ、適当に撮った写真など。

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夏の山と青空って好きなんですよ。

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崖はよくコンクリートで固めてありますが、おそらくは先日の水害で壊れていました。こういう工事の重要性がよくわかります。

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また船で尾道に渡ります。

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行きに食べ損ねたはっさく大福は、尾道の菓子店でゲット。

帰りはまた新幹線で輪行で帰るわけですが、汗だくだしサイクルウェアで新幹線に乗るのもどうかと思うし、本当なら銭湯にでも寄って着替えて帰りたかったのですが、まあ断水の尾道で銭湯に入れる気もあまりしないので、上だけ着替えて下はレーパンの上にハーフパンツはいて、なんて格好で帰りました……

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新幹線で駅弁。当然のことながら、写真の右にはビールが見えます。

しまなみ海道、聖地だの楽園だの言われるだけあって、大変によいところでした。それだけに、断水のおかげで、グルメライド的な部分があまりできなかったのが悔やまれます。

水害の影響とかないときに、また行きたいものです。

 

 

しまなみ海道に行ってきたよ (その1)

7/14~15にかけて、しまなみ海道に行ってきました。初日で今治まで行って折り返し、大島の宿に投宿、二日目はそこから尾道まで戻るというコースです。

自転車乗りの聖地とも楽園とも言われるしまなみ海道、行きたいとは思っていたものの、事前に宿を取って行くとなると当日天気が悪ければ悲惨なわけで、二の足を踏んでいました。とはいえこんなこっちゃいつまでたっても行けないぞ、というわけで、意を決して宿を取ったら、当日はすばらしく天気が良かったのですが、その一週間前の水害の爪痕が。

こういう時、被災地周辺に行くのは不謹慎だとか、現地の貴重な食糧を食い散らかすのかといった批判はありうると思いますが、私の行った範囲ではコンビニの棚におおむね商品は並んでいましたし、宿をキャンセルして迷惑かけるよりは現地でお金を使うことのほうが重要かなと。もっとも、新尾道で新幹線を降りてすぐのコンビニで水を買おうとしたら、水はおひとり様2本まで、と貼り紙があったし、尾道から向島因島、生地島大三島あたりまではずっと断水状態で、公衆トイレもコンビニのトイレも閉鎖されてて、これは結構困りました……

ところで、しまなみ海道といえば、尾道から今治まで道路にずっと青い線が引いてあり、それに沿って走っていけばどんな方向音痴でも絶対に迷わず走れる、というので有名なのですが、にもかかわらず道を間違えるのが私という人間なのでして。

どうも公衆トイレを確認して(閉鎖されてて使えませんでしたが)その後走り始めるとき、逆方向に走り始めてしまったようで、尾道に向かう方向にも青線はついているので数キロ気付かずだいぶ余分に走ってしまいました…… が、そのおかげで、なんとか使えるトイレの存在に気づいて助かったので結果オーライですけど。

 

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名古屋から、始発(6:20)の新幹線で新尾道まで輪行で行きます。これは、新幹線内で購入したワンコインの朝食セットなのですが、さすがに量が少なすぎ。

 

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福山でこだまに乗り換えます。「さくら号」を初めて見ました。

 

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さくら号後ろから。

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新尾道輪行解除。今回、リュックを背負わなくてよいようにサドルバッグを購入したのですが、足が短いのでサドルが低くでかいバッグを付けられず、圧縮して詰め込んだらなんとかなると思ったのですが、新幹線の中ではいてたハーフパンツを、こんな場所では十分に圧縮できず、サドルバッグが閉め切れていないの図。

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新尾道駅近くのコンビニで補給のうえ水を購入。水はひとりあたり2本までの制限がかかっていました。今にして思えば、そんな貴重な水じゃなくてお茶なりスポーツドリンクなりにしておけばよかったですね。翌日からはそうしました……

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尾道から向島までは、船で渡ります。

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向島着。ここではだいぶ消えかけていますが、今治まで続く青い線です。

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これは実際には帰りに撮った写真ですが、向島から因島に渡る因島大橋です。

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別に聖地巡礼に行ったわけではないですが、「ろんぐらいだぁす!」5巻より。

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まあ、「ろんぐらいだぁす!」でも説明されているとおり、橋まで登る道は、レンタルのママチャリでも登れるくらいゆるい坂になっているのですが、

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ゆるい坂ということはそれだけ距離を走るということではあります。山道の中、緑に囲まれたところを走るのだから、苦にはなりませんけど……

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ただ、今回ばかりは、山の中の道であることが災いし、2か所ばかり通行止めに。どちらも迂回路があって、まあ進むことはできましたが、

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こんな感じで土が散らばっているところはいたるところに。こんな土でも、ロードバイクのタイヤだと結構怖いものです。

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話を戻して、因島大橋橋の下に自転車が通る橋があります。

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これまた「ろんぐらいだぁす!」より。

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因島では「はっさく大福」が有名らしいのですが……

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ろんぐらいだぁす!」で取り上げていた店そのものではありませんが、扱っているらしい店があったので近寄ってみたところ、

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尾道から、しまなみ海道前半ぐらいまでは全域断水で、飲食店もほぼ休業状態でした。コンビニはやっていたので、コンビニで補給して進みます。

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因島から生口島まで生口橋で渡ります

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瀬戸田サンセットビーチでようやくトイレを借りることができました。ここは海水浴場なのですが、こんな休日に、閑散としたものでした。断水で、シャワーとか使えないので仕方がないのかもしれませんが(トイレだけは、なんとか使えるようにしてくださったのだと思います)。

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補給。

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橋。多々羅大橋かな。

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うっかり青線を外れたらしく、ちょっと急な坂。青線のある道はもっとゆるい坂なのですが、ロードならこのくらいの坂は登れるし、すぐ青線に合流しましたけれど。

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橋。大三島橋になるのかな。

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こういう青い線が引いてあるのに、道を間違える私。今治に向けて走っているはずなのに、いつの間にか尾道方面に向かっていたことにこれを見て気が付いたわけです……

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伯方・大島大橋

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渦。

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大島まで来ると道の駅も機能していました。昼飯にしては遅い時間だったし、夕食のことも考えて軽くうどんでも、と思ったのですが、えびがでかくてプリプリでうまかった。

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来島海峡大橋。4105mの巨大な橋です。

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青線が途切れたところに今治駅があったので、ここが終点かな、と折り返したのですが、

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え、「サンライズ糸山」というのがゴールだったの?

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……次回はそこまで行こう。

ともあれ今治駅で折り返し、大島まで戻って1泊したのですが、そこからの話は別記事にします。

続きはこちら。

kmaebashi.hatenablog.com

 

自転車は歩道側の自転車レーンを走れだって? 無理を言うな

先日はてな匿名ダイアリーに上がったこの記事。

anond.hatelabo.jpスマホとかイヤホンとか信号無視とか逆走とか、複数台横並びとかその他無灯火とかはまったく同意するのですが、以下の点については同意しかねます。

6. 一番左のレーン以外を走る(チャリに自信ニキへ)

どちらかというとこれは、「U○er Eats」や「チャリに自信ニキ」に向けてや。頼むから車と張り合わんといてくれ。速度差は歴然やねん。

例えば、車道外にチャリのレーンがあるときはそっちを通ってくれへんかな?なんでわざわざ50km/h、60km/h出てる車がバンバン走ってる車道の方を選ぶん?

 「車道外にチャリのレーン」というからには、これは歩道内に区切られた自転車レーンを指すのでしょうか。たとえばこんなの。

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 広い歩道を、歩行者のエリアと自転車のエリアに分けている、ように見えますが、実態として、歩行者が普通に自転車のところを歩いてる。これでは自転車側は、ろくにスピードを出すことができません。いやゆっくり走れよ、と言われそうですが、自転車に乗るからには少なくとも歩くよりは早く走りたいでしょう。こうやって、歩道を分けただけの「自転車レーン」は法的拘束力は何もないのでここは実際には歩道と同じですし、そうである以上自転車には徐行義務(時速7kmとか)がありますし、歩行者がいたら歩行者と同じ速度で走るか押して歩くかしなければいけません(ベルを鳴らすなどもってのほか)。さすがにそれでは自転車に乗っている意味がないというものでしょう。

また、このような「歩道」を走ることは、歩行者の安全を脅かすだけでなく、自転車にとっても必ずしも安全ではありません。歩道を走ると街路樹等でクルマから見えにくくなりますし、ドライバーの意識からも外れます。私は、ファミレスの駐車場に入ろうといきなり左折してきたクルマとぶつかりかけた*1ことがあります。それに、こういう歩道は、交差点では横断歩道の自転車横断帯に誘導されるわけですが、細い道から出てくるクルマは横断歩道なんか平気でまたいできますから、それもまた怖い。ママチャリ時代、何度ぶつかりかけたことか。これはクルマ側の事情もわからないでもなくて、両側に建物が建っている細い道だと横断歩道まで乗り出さないと左右が見えないのでしょう。しかし自転車から見れば実に危険な話です。

歩道を歩行者と自転車のエリアに分ける、とは言っても、本当に分ける気あるのかいこれ? みたいな歩道もありますし、

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植え込みなどで、明確に自転車の走るところを分離している道だと、たいていこんな有様です。

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こんなところ、ロードバイクで疾走どころか、ママチャリでも満足には走れないでしょう。

ではこんなふうに歩道を区切ったものではなくて、もうちょっと「ちゃんとした」自転車道ではどうか。一部で有名な名古屋は伏見の伏見通です。

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今や順次撤去されてるとかいう自転車横断帯に何が何でも誘導しようとしたり、

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 交差点の手前で、どういうつもりか自転車を歩道側に放り出したり。

以前は、バス停の手前でも同様に自転車を歩道側に放り出していたのですが、さすがにそれはまずいと思ったのか、現在工事中のようです。

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これ、工事が完成したとして、いずれにしても自転車と歩行者の動線が交わってそうなのですが……

これは伏見通ではなく桜通沿いになりますが、この幅で対面通行は無理があると思います。

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だいたいがだ、自転車は車道を走るな、歩道に上がれ、と言う人は多いけれども、そもそも歩道はこんな風に看板に塞がれたり、

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突然なくなったりするわけです。

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こんなんじゃ、自転車以前に、歩行者にも、車椅子やシニアカーにも不便かつ危険極まりないでしょう。いかに今の(愛知県の?)行政が「クルマだけ」を優先しているかということです*2

さて、元の匿名ダイアリーに戻ると、

50km/hや60km/h道路に一番左車線にチャリのレーンをちょこんとつけとる国もどうかしとる。

こんなやつな。先日出張で埼玉に行ったときに撮影。

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私は今はロードバイク乗りですし、ママチャリ時代も基本的には車道を走るようにしていたので、この車道上の自転車レーンが実のところ一番走りやすいと思います。ただし路上駐車さえなければですが。実際、路駐の車をパスしようとしたら、車道側のドアをいきなり90度開きやがったということがあってあれは怖かった。

まして、子供を前後に乗せてたり、買い物袋を満載したママチャリにいきなり車道を走れというのは難しいかとは思います。

じゃあどこを走ればよいのか。私自身について言えば、まあロードバイク乗りなので、基本「車道の左側」を走っています*3。「遅いのがうろうろして邪魔だ」というクルマ側の意見はあるかと思いますが、それはまあ、そういうものだと思ってもらうしかない。少なくとも法律的には自転車は基本車道を走るものですし、車道はそのようにシェアして使うものでしょう。たとえば耕運機だって公道を走る場合は車道を走りますわな。

 車道に下りるのが怖い、というママチャリについては…… 現状、どうすべきかという思いはありませんが、ただ、ある程度の速度(時速15kmくらい?)を出したいのなら、やはり車道に下りるべきだとは思います。

おまけ。この連休に(また)京都に行った際、琵琶湖の湖岸道路で撮ったもの。

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ピクトグラムがママチャリなんですよね。湖岸道路ぐらい誰も歩いていない歩道なら、ビワイチ(琵琶湖一周)やってるロードはともかく、ママチャリは歩道でもよいかなあ、とは思った。

*1:最終的に相手の車に手をついて止まったので「ぶつかった」と言ったほうがよいかもしれない。

*2:上の、突然途切れる歩道の写真は京都の写真だけどな。

*3:伏見通について言えば、あそこは自転車道なので、ぶつくさいいながらも自転車道を走っている。