例年、5月の連休と8月の夏休みには京都まで自転車で行っていたのですが、もう8回行ったのでさすがに飽きてきたし、ということで、この夏休みは琵琶湖一周(ビワイチ)に挑戦しました。名古屋から京都までなら150km程度、私にとっての1日の最長走行距離は5月のAACRの160kmだったのですが、琵琶湖1周だと200kmくらいあります(公称193km)。私にとっては初の200kmライドです。
琵琶湖1周なんて各自勝手に回ればよさそうなものですが、「ビワイチ」でぐぐると「輪の国びわ湖推進協議会」とかいう団体のページがトップに出ます。
おおむね、このサイトの地図にのっとって走ることにします。
といっても、この地図を見ても、ルートは一通りではありません。細かい差異は置いておくとして、琵琶湖の最狭部にかかっている琵琶湖大橋を渡って、琵琶湖大橋より北の部分だけを1周するルートもあり、これをもってビワイチ達成、とする人もいるようですが、今回は愚直に全部回ることとします。
さて出発。なにしろ初の200kmライドなので、体力温存のため、琵琶湖湖畔まで行くのも自走ではなく輪行で。
宿は彦根に取ったので、新幹線で米原まで行って、米原駅で輪行解除、自走で彦根まで行きます。
彦根で晩飯食べつつ酒飲もうと思ったら、近所にはチェーン店の焼き鳥屋しかなかった。
いくら翌日いっぱい走るからって、食いすぎである。
さて翌朝。AM5時すぎぐらいに出発です。
ホテルを出るところ。写真の日付によると05:
湖畔に出ました。
ビワイチのコースには、このように、青いマークが書いてあります…… まあだいたいは。ていうか琵琶湖大橋以北にはたいてい書いてあったけど、南の方はほとんどなかった気がする。
私の場合は彦根を起点に、反時計回りで周ります。ビワイチはたいてい反時計回りで回りますが、これは自転車は左側通行なので、左手に琵琶湖を臨みながら走り続けられるから、ということのようです。
25kmほど走ったところの道の駅。06:30頃。給水はできたけど、時間が早すぎて食べ物屋は開いてなかった。
事前にちょっと調べたブログ記事で、「1か所だけトンネルがあってそこが怖かった」とあったのですが、このトンネルはあっという間に終わってしまった。
どうも、そのブログの方が怖く感じたトンネルは、青い印に沿って走ると迂回するようです。
ところでビワイチ関係なく、私のロードバイク(2017年の3月に購入)の総走行距離が1万キロを超えようとしていました。
琵琶湖一周なので基本平坦なのですが、湖北のあたりには
何やら工事中だったようですが、自転車は通れた。
工事中エリアの中にもトンネルがありましたが、これもすぐに終わった。
トンネルを抜けたところで、このロードバイクの走行距離が1万キロを突破しました!
湖北のあたりはコンビニもほとんどなくて、そろそろ腹も減ったし困ったな、と思ったところでローソン発見。塩分補給も兼ねてこんなものを。
上の写真で一緒に買ってるカロリーメイトは、その後のトイレ休憩の時に食べました。
この時点で、09:49頃。位置はこのあたり。
100kmちょい走ったところでカフェに入って昼食。近江牛ドッグ。
いまここ。11:44。
ここから琵琶湖大橋を渡ってしまえば近いのですが、がんばって南側も走る。
「自転車処どてるし」というスポーツバイクのパーツショップがあって、ソフトクリームが食べられるというので寄ってみる。
お店の外観。
さらに走って近江大橋。いつも京都に行くときはここを渡ります。この橋は、ほとんど琵琶湖の下端にかかっているので、ここで渡ってショートカットしてもよさそうなものなのですが、愚直に全部周ることにします。
……で、だ、上で挙げた「輪の国びわ湖推進協議会」のページのマップを見てみると、
こんなとこまで琵琶湖なの? ここって川じゃないの?
……と思いつつ、全部周る。
南郷洗堰というところで、琵琶湖というか、瀬田川を渡ります。
いつも京都に行くときに寄るイオンモール草津店で銀だこ。あんまりここで時間を浪費すべきではなかったとは思うのですが。
さて、ここから先は、いつも京都から帰るときに通るルートだ……と言えればよいのですが、いつも京都に行くときは、湖畔道路の曲がりくねった道を田舎道でショートカットしているわけで、今回は、そこも愚直に湖畔道路を走ります。
で、いつも湖畔道路から離れる分岐点ローソン(と私が勝手に呼んでいる)まで辿り着いた。あとは本当にいつものルート。
173km地点のローソン。お茶を購入。
182km地点くらいのセブンイレブンで最後の補給。さっきのローソンから10km走ってないですが、ローソンで食べ忘れたのと、この先しばらくコンビニもないはずなので(…と思っていたら、なんかファミマができてたようだ)。
湖岸道路で日が暮れます。
夕日に照らされる山。
まあでも、暗くなる前に湖岸道路を脱出できて助かりました。湖岸道路は街灯とか全然なくて、ここをしょぼい自転車のライトで走りたくはないわけで。
朝、出発したホテルに到着。19:16、197.87km。
このホテルで連泊できればよかったのですが、部屋が取れなかったので、この晩は別のホテルに泊まります。このホテルには荷物だけ預かっていただいたので、それを受け取って次のホテルまで自走。
最終的な走行距離は、201.3kmとなりました。
当然、飲みに出ます。ホテルのそばにはまた焼き鳥屋しかなかった。
食いすぎである。(ついでに、飲みすぎである)
翌朝、彦根から名古屋まで80kmくらい、自走して帰るか新幹線で帰るかで迷いました。この時期の国道21号とか養老山脈とかの山道って私にとっては結構「走りたい道」で、距離的にもたいしたことはないのですが……
前の晩、あんなにビールを飲んだのにおしっこした覚えがないとか、翌朝出たおしっこがやけに色が濃かったとか、夜中に持病の外耳炎が急に痛くなったとかがあって、体が脱水状態になっている可能性を考え、おとなしく輪行で帰りました。世間がこれだけ熱中症熱中症と騒いでいる中、好き好んで自転車で走ってぶっ倒れたら誰も同情してくれないよね。
米原駅まで行ったら、レンタサイクルの貸し出しをしてました。レンタサイクルで走るような人が、もちろん1日で走るわけではないにせよ、200km走るって結構きついんじゃないかなあ。
琵琶湖大橋以南はクルマで渋滞してたりで走りにくかったので、またやるとしたら、琵琶湖大橋以北だけでいいかなあ……
ところで、「輪の国びわ湖推進協議会」では琵琶湖1周の認定証を発行しているようですが、私にはやり方がよくわからなかった。Google先生が私の居場所を勝手にぶっこ抜いてタイムラインを作ってくれているので、これが証明になるでしょう。